2010年11月18日木曜日

地域主権時代の総合計画のあり方と策定手法

本日は、標記の演題で茨城県まで講演に行ってきました。聴衆は県内市町村の企画担当課長・職員(90名弱)。県庁のとなりの市町村会館が会場でしたが、水戸ははじめての地でした。

私が伝えたメッセージはいくつかありますが、要約すると以下の通り。

1.政策とは「問題の解決手段」だということを忘れずに。

2.行政では「課題」という表現を使いたがるが、「課題」のまえに「問題」があるはず。「問題」を包み隠さず露呈することが、政策の「参加度」と「透明度」を高める。協働への第一歩となる。

3.計画策定における「市民参加」や「職員参加」では、上記の点に留意しながら、議論の場とプロセスを設けること。近年は「デリバレイティブ・デモクラシー(討議型民主主義)」という言葉をよく耳にするようになっているが、避けては通れない。そうでなければ、総合計画は役人の書いた作文として誰も見向きもしないだろう。

かなり「ギャク」(関西人のさが)を交えて話したため、真意が伝わったかどうか…。