本日は群馬県行政改革評価・推進委員会(第2回)に出席。第1回目の委員会から約2ヶ月経過しました。
メインテーマは県の新たな行政改革大綱(案)について。委員の皆さんからは自身のご経験などを踏まえ、種々の意見が表明されました。なかでも印象的だった点をいくつか挙げると、
1.「現状分析」が十分でない。しっかりと現状分析をしないと、何が「問題」であるのかわからない。
2.PDCAサイクルについて。「P(計画策定)はしっかりやっているがCAについてはあまり機能していない。だからを今後はC(評価)をもっと強化充実していく」というが、実は目標が明確でなくC(評価)に耐えられない計画(Plan)ではないか。
はからずも、上記2点は昨日の茨城県での講演で申し上げた点と軌を一にしています。
役所は「行政の無謬性」ゆえ、「問題」という表現を使わず、「課題」という表現ですべてを片付けてしまいがち。
改革・改善がなぜ必要なのか。現状とあるべき姿との間にどのような「問題」があるのか。
勇気を出して外部に「問題」を露呈して(情報公開して)こそ、はじめて改革の「エンジン」が動き出すのではないか、そうあらためて感じた委員会でした。