千葉県政策評価委員会

昨日は「千葉県政策評価委員会」に出席しました。私は今年度から政策評価委員を拝命しています。平成22年度第1回目の会議であり、森田知事もお見えになりました。委員会は報道関係者だけでなく一般にも公開されています。
議題は以下のとおり。
（1）平成21年度課所掌の基本施策事後評価について
（2）政策評価制度原案について
（3）今後のスケジュールについて
（4）その他
このうち、メインテーマは（2）です。
千葉県では、新しく総合計画（「輝け！ちば元気プラン」）を策定したことを機に、政策評価制度を総合計画の進行管理・評価に活用できるよう、大幅にリデザインしたのです。詳細は後日県のホームページ等で公表されるはずです。
ところで森田健作さんといえば、わたしのなかではドラマ『おれは男だ!』の剣道青年役や映画『砂の器』の若手刑事役が今でも忘れられません。

「群馬県行政改革評価・推進委員会」がスタート

昨日、県庁にて「群馬県行政改革評価・推進委員会」の第1回会合が開催されました。
私は委員長を拝命することになりました。

本委員会の設置目的は以下のとおり。
「厳しい財政環境、地方分権の推進、新しい公共の推進等、地方自治の新たな時代のさまざまな課題に的確に対応するため、群馬県は、更なる行政改革を強力に推進します。改革を進めるに当たって、幅広い意見を聞くため民間有識者等からなる委員会を設置します」

委員会付議事項は次の3点。
(1) 今後策定する、新行政改革大綱（仮称。以下「新大綱」という。）に関する助言
(2) 行政改革の取組の評価及び助言（新大綱の進捗状況の評価及び助言、個別の行政改革に関する課題への助言）
(3)「公共施設のあり方検討委員会(H20.3月～H21.11月)」答申を踏まえた取組の検証等

出典：群馬県ホームページ

ただし残念ながら同委員会については、いわゆる「市民会議」方式（市民会議については拙著『市民会議と地域創造』を参照）ではなく「審議会」方式に近い。頻繁に開催されるわけでもない。例えば上記事項（1）については、2回しか開催されない。そのため事務局（県総務課）の方々の協力を得ながら、委員会当日だけでなく、次回委員会までの事前準備、委員意見の表明・整理・情報共有化等によって、限られた時間を有効に使い「実りある委員会」としたい。

続報・新しい総合計画基本計画フォーラム（北上市）

岩手県の北上市にきています。フォーラムでは、市民参画で策定された北上市の総合計画の実践・評価について、先行自治体である秋田県能代市の事例を伺いながら、パネリスト4名（北上市の方々）とゲストスピーカー2名（能代市の方々）とともに議論を深めました。どちらの市も、総合計画の策定過程で市民協働で指標作りに取り組んだり、ロジックモデルを活用したりと、全国的にも先進的な取り組みにチャレンジしています。私はこうした取り組みを「協働型評価による地域マネジメント」と称していますが、両市の今後の展開に注目したいと思います。

●北上市次期総合計画　先進事例基に討議　（09/05）岩手日日新聞社

・きたかみ未来創造会議
・能代市総合計画市民協働会議
参考：佐藤徹著『市民会議と地域創造』（ぎょうせい、2005年）

余談
北上市では、国の重要無形民俗文化財に指定されている「鬼剣舞（おにけんばい）」を拝見しました。なかなか迫力があり、見入ってしまいました。

たかさき市民討議会VOICE2010

高崎市では第2回目となる「たかさき市民討議会VOICE2010」が8月28日、29日の2日間にわたって開催されました。私はアドバイザーとして（たいしたことはしていませんが）、ゼミ生（3年生）はサポーターとして実行委員会から参画。開催当日に学生諸君は受付やファシリテータとして活躍してくれました。無作為抽出で選ばれた参加者の皆さんは最後までとぎれなく活発に議論を交わされていました。あらためて市民の潜在的なパワーを実感しました。お疲れさまでした。このあと10月には市民の提言案をまとめた「中間報告会」の開催も予定されているようです。一方、高崎市では自治基本条例の策定作業も市民参加で進められています。新しい市民参加の方法として「市民討議会」が位置づけられるとよいですね。

新しい総合計画基本計画フォーラム（北上市）

岩手県北上市で行われる、下記のフォーラムに出演予定です。

新しい総合計画基本計画フォーラム～ 計画から実践、評価、改善へ ～　
１．日時　：　平成22年９月４日（土）　13:30～
２．場所　：　日本現代詩歌文学館（北上市本石町2-5-60）
３．内容　：　第１部　「みんなで描こう未来の北上市」絵画表彰式
　 　　　　　第２部　「北上市総合計画基本計画フォーラム」
　　　　　　　　　　　　＊基本計画素案説明　＊まちづくりトーク（パネルディスカッション）

テーマ　「みんなで創った総合計画を未来へ活かすために～計画から実践、評価、改善へ～」
【アドバイザー】
　佐藤　　徹　氏（高崎経済大学　地域政策学部准教授）
　
【情報提供】
　先進事例として秋田県能代市から市民会議参会者と行政担当者

【パネリスト】　
　及川　正男　氏（きたかみ未来創造会議参加者、二子町振興協議会）
　谷村　久興　氏（谷村電気精機㈱　代表取締役会長、北上市基本構想等審議会委員）
　高橋　敏彦　氏（いわてNPO-NETｻﾎﾟｰﾄ理事兼主席研究員、未来創造会議ｺｰﾃﾞｨﾈｰﾀｰ）
　今野　好孝　氏（北上市企画部政策企画課長）　　　

問合せ先サイト
フォーラムちらし

高崎市自治基本条例を考える市民フォーラム

日時：8月21日（土）13:30～16:00
会場：高崎シティギャラリー・コアホール

第1部　特別講演「自治基本条例とまちづくり～文京区の自治基本条例を参考に」
　　　　　・文京区長　成澤廣修氏
　　　　　・明治大学政治経済学部教授　牛山久仁彦氏

第2部　報告、これまでの検討経過と今後の展望
　　　　　・高崎市自治基本条例を考える会

入場無料、申込不要。問合先：高崎市企画調整課

高崎市自治基本条例検討アドバイザーとして、私も登壇します。

学会活動の予定

8月 8日（日） 日本地域政策学会・分科会「自治体政策形成の新展開」コーディネーター、桜美林大学
9月10日（金） 日本計画行政学会・セッション「まちづくり・参加Ⅰ」座長、札幌大学
9月19日（日） 日本地方自治研究学会　討論者、城西大学

8月8日午後：特別分科会「自治体政策形成の新展開」

8月7日(土)～8月8日(日)にかけて、日本地域政策学会・第9回全国研究【神奈川】
大会が、桜美林大学で開催されます。

私は、8月8日（日）午後の特別分科会「自治体政策形成の新展開」のコーディネ
ーターをつとめます。

「職場議論による行政評価や総合計画策定の手法」について、岩手県、群馬県安
中市、東京都狛江市の各担当者からの実践報告をもとに、これからの自治体の政
策形成のあり方について考えます。よろしければ御参加ください。

学会HP　http://www1.tcue.ac.jp/home1/ncs-gakkai/2010kenkyutaikai100709.htm

日本地域政策学会・第9回全国研究【神奈川】大会（桜美林大学）
主　催：日本地域政策学会　共催：桜美林大学
開催日：2010年8月7日(土)～8月8日(日)
会　場：桜美林大学　淵野辺キャンパス（神奈川県相模原市淵野辺4-16-1　ＪＲ
横浜線淵野辺駅前）

市民参加論の講義資料

市民参加論の講義資料No.8を「講義」のコーナーに掲載しました。

市民参加論の講義資料

市民参加論の講義資料No.6およびNo.7を「講義」のコーナーに掲載しました。