「プロフィール」のコーナーを久しぶりに更新しました。
●「重点研究」に下記を追加。採択されました。
日本証券奨学財団助成研究『地域社会における環境パートナーシップ組織の構造と動態に関する実証的研究』(研究代表:佐藤徹、共同研究)(2011年度~2012年度)
2000年前後を境に全国に発足した、環境問題を考え実践する市民・事業者・行政等により構成される環境パートナーシップ組織。これまでその全貌が学術的に明らかにされてこなかった。本研究はわが国初めての本格調査による実証研究である。
●「査読論文」に下記を追加。
佐藤徹 「行政評価過程における職場討議の導入とその効果検証」『日本評価研究』第11巻第2号,pp.77-89,日本評価学会,2011年11月
全国の自治体の過半数で行政評価制度の導入が進んだにも関わらず、「形骸化している」「やらされ感」「負担感」など、現場職員からの行政評価への評価は芳しくない。評価シートの更新のみが評価だと捉えられ、稟議による決裁行為を経て公表されていく。しかし市民からの反応は皆無と言っても過言ではない。
こうした閉そく状況を打破するための次世代型評価がCPE(創造型政策評価)である。CPEは職場で議論しワイワイガヤガヤ言いながら事業を評価分析するものである。およそ4年に1度のサイクルで評価を行う。毎年広く浅く評価するとマンネリ化してしまいがち。評価対象を絞り込み、深く掘り下げていく。あとは、評価をもとに作成した事業計画を着実に推進していく。
本論文は、CPEを日本で初めて導入した安中市(群馬県)におけるCPEの導入効果を統計的に検証したものである。