2011年1月21日金曜日

大野城市の行政評価・人事考課・コミュニティ政策

昨日は、福岡県大野城市へ視察。

まずは統合型行政評価システム(公共サービスDOCK事業)。
同市では企画部門主導の行政評価導入ではなく、財政部門が主導。これには枠配分予算を見据えた戦略があった。「フルコスト計算書診断」に加えて、第三者評価を導入。第三者評価の進め方はなかなかユニーク。優先順位付けの考え方も参考になった。

つぎに「人づくり基本構想」。いわゆる人材育成基本方針だが、期首と期末の上司との「面談」によってコミュニケーションの活性化を目指している。職員アンケート調査による効果測定を行うなど、「作りっぱなし」ではなく制度の運用・分析まで行っている点は大いに評価できるだろう。

さらに財政課と企画課の連携、枠配分予算の導入秘話、共働とコミュニティ政策の裏話など。明確な理念・目的のもと、情熱のある職員が奮闘した結果が着実に行政内部や地域を動かしていることを実感した。

また、私が長年あたためていた仮説がいくつか裏付けられたことも大きな成果であった。

最後に帰り際、有名な「総合窓口」を拝見。


自治経営課の松本さん、橋元さん、小國さん、人事法制課の藤木さん、新コミュニティ課長の見城さん、山崎さん、お世話になりました。感謝申し上げます。

<参考>
公共サービスDOCK事業
人づくり構想
コミュニティ構想