本日は、群馬県庁にて標記の委員会に出席。
アジェンダは、新行政改革大綱(案)とこれに基づく新行政改革大綱実施計画(案)の検討である。
大綱案は前回の第2回委員会でも議論の対象となったが、今回はその修正案(行政案)が示された。表現だけでなく枠組みや項目の削除・統合など、かなり手が加えられている。もっとも、この点は事務局より新旧対照表が示されたので、理解は容易である。
ただ第1に、県民には馴染みのない行政用語、財政用語、説明不足な表現などが目につく。この点委員からの指摘もあり。第一の目標として「県民目線の県政の実施」をうたう大綱であればこそ、この点は今後改良の余地があるだろう。
第2は、内容そのものについてである。「地方分権改革への対応」か「地方分権改革の推進」なのかは県の基本姿勢に関わるものである。そのほか、個々の項目が何をめざしているか、その主たる目的に照らすと、どの目標や改革項目に位置づけるべきかがおのずと見えてくるはずである。いまいちど精査すべき点があるのではなかろうか。
実施計画案については、「達成すべき成果」としてできるかぎり数値目標が設定されているのは前進。ただしその妥当性についてまで議論が及ばす。2時間ですべてを議論するには限界がある。
現在、上記の大綱案と実施計画案は、パブリックコメントを実施中。意見募集期間は平成23年1月17日(月)~平成23年2月7日(月)。
これと併行して、職員からの意見も聴くため職員アンケートも実施中。
これらを踏まえて、今年度中に策定される予定である。
群馬県の「潜在力」と「可能性」を引き出し、さらに大きくはばたかせる行政改革となることを期待したい。
<参考>
新行政改革大綱(案)に関する意見募集(パブリックコメント)について