研究成果の社会への還元を主な目的として、「資料公開」コーナーを設置しました。
次の2点を掲載しました。ダウンロードすることができます。
・自治体の総合計画と行政経営等に関する実態調査(概要版)
・創造型政策評価(CPE)の導入実践による組織活性化と人材育成」『分権時代における市町村の組織及び人材に関する研究会報告書』,pp.1-16,自治研修協会編,2010年3月
2010年11月29日月曜日
2010年11月19日金曜日
第2回 群馬県行政改革評価・推進委員会
本日は群馬県行政改革評価・推進委員会(第2回)に出席。第1回目の委員会から約2ヶ月経過しました。
メインテーマは県の新たな行政改革大綱(案)について。委員の皆さんからは自身のご経験などを踏まえ、種々の意見が表明されました。なかでも印象的だった点をいくつか挙げると、
1.「現状分析」が十分でない。しっかりと現状分析をしないと、何が「問題」であるのかわからない。
2.PDCAサイクルについて。「P(計画策定)はしっかりやっているがCAについてはあまり機能していない。だからを今後はC(評価)をもっと強化充実していく」というが、実は目標が明確でなくC(評価)に耐えられない計画(Plan)ではないか。
はからずも、上記2点は昨日の茨城県での講演で申し上げた点と軌を一にしています。
役所は「行政の無謬性」ゆえ、「問題」という表現を使わず、「課題」という表現ですべてを片付けてしまいがち。
改革・改善がなぜ必要なのか。現状とあるべき姿との間にどのような「問題」があるのか。
勇気を出して外部に「問題」を露呈して(情報公開して)こそ、はじめて改革の「エンジン」が動き出すのではないか、そうあらためて感じた委員会でした。
メインテーマは県の新たな行政改革大綱(案)について。委員の皆さんからは自身のご経験などを踏まえ、種々の意見が表明されました。なかでも印象的だった点をいくつか挙げると、
1.「現状分析」が十分でない。しっかりと現状分析をしないと、何が「問題」であるのかわからない。
2.PDCAサイクルについて。「P(計画策定)はしっかりやっているがCAについてはあまり機能していない。だからを今後はC(評価)をもっと強化充実していく」というが、実は目標が明確でなくC(評価)に耐えられない計画(Plan)ではないか。
はからずも、上記2点は昨日の茨城県での講演で申し上げた点と軌を一にしています。
役所は「行政の無謬性」ゆえ、「問題」という表現を使わず、「課題」という表現ですべてを片付けてしまいがち。
改革・改善がなぜ必要なのか。現状とあるべき姿との間にどのような「問題」があるのか。
勇気を出して外部に「問題」を露呈して(情報公開して)こそ、はじめて改革の「エンジン」が動き出すのではないか、そうあらためて感じた委員会でした。
2010年11月18日木曜日
地域主権時代の総合計画のあり方と策定手法
本日は、標記の演題で茨城県まで講演に行ってきました。聴衆は県内市町村の企画担当課長・職員(90名弱)。県庁のとなりの市町村会館が会場でしたが、水戸ははじめての地でした。
私が伝えたメッセージはいくつかありますが、要約すると以下の通り。
1.政策とは「問題の解決手段」だということを忘れずに。
2.行政では「課題」という表現を使いたがるが、「課題」のまえに「問題」があるはず。「問題」を包み隠さず露呈することが、政策の「参加度」と「透明度」を高める。協働への第一歩となる。
3.計画策定における「市民参加」や「職員参加」では、上記の点に留意しながら、議論の場とプロセスを設けること。近年は「デリバレイティブ・デモクラシー(討議型民主主義)」という言葉をよく耳にするようになっているが、避けては通れない。そうでなければ、総合計画は「役人の書いた作文」として誰も見向きもしないだろう。
かなり「ギャク」(関西人のさが)を交えて話したため、真意が伝わったかどうか…。
私が伝えたメッセージはいくつかありますが、要約すると以下の通り。
1.政策とは「問題の解決手段」だということを忘れずに。
2.行政では「課題」という表現を使いたがるが、「課題」のまえに「問題」があるはず。「問題」を包み隠さず露呈することが、政策の「参加度」と「透明度」を高める。協働への第一歩となる。
3.計画策定における「市民参加」や「職員参加」では、上記の点に留意しながら、議論の場とプロセスを設けること。近年は「デリバレイティブ・デモクラシー(討議型民主主義)」という言葉をよく耳にするようになっているが、避けては通れない。そうでなければ、総合計画は「役人の書いた作文」として誰も見向きもしないだろう。
かなり「ギャク」(関西人のさが)を交えて話したため、真意が伝わったかどうか…。
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