わたしも寄稿しています。
市民討議会の広がりとその動向
佐藤 徹 | 高崎経済大学地域政策学部・大学院地域政策研究科教授 |
以下、引用
近年の政治の混迷化に、大震災後の政府や国会の対応の迷走が拍車をかけ、議会と選挙を核とした代表制民主主義とそれを基盤に成立する政府への不信が従来になく高まっている。これは日本だけでなく、世界的な傾向ともいわれる。
こうした状況で注目されているのが討議デモクラシーだ。そのひとつの手法である市民討議会がこの数年、各地の自治体で実施され200件を超えるまでになった。日本で広がる市民討議会の事例とその傾向、評価と課題などを明らかにし、公共政策の形成における市民討議の可能性を考える。