2017年9月23日土曜日

総合計画と個別計画

 2020年前後から、フルモデルチェンジした新たな総合計画がスタートする自治体も多いようです。一方で、国や法律が自治体に個別政策に関する計画策定を求めているケースも多い。某市では個別計画が120以上もあったりして、まさに「計画の乱立状態」です。
 この点、何とかならないものかと常々検討してきました。結論から言えば、最上位計画の総合計画(特に基本計画レベル)に一本化できないかと。国や法律が新たな政策課題に対応するために、自治体に計画をつくる(つくることができる)ことを求めてきたとき、従前のように別冊で個別計画書を作成するのではなく、そのつど総合計画の基本計画を改定すればよいわけで、そのほうが作業労力が少なく、縦割り行政の是正につながり、総合計画の情報鮮度も保たれます。
 そうしたチャレンジをおこなう自治体が現れないだろうか。技術的困難は多少あるでしょうが、検討する価値はあるでしょう。